タナゴ竿の仮継ぎ
お願いしていたタナゴ竿とコブナ竿の仮継が出来るようになったと、「竿貴」さんから連絡が有ったので早速行って来ました。
タナゴ竿は近所のタイバラ用に短目、コブナ竿は6尺、7尺とシリーズ物で5尺を頼んで有りました。
タナゴ竿です。
5寸元5本継ぎ(印籠継ぎ)で約50cmになります。
「竿貴」さんは、仮継ぎの時に調子の違う2本の竿を用意して、依頼者が気に入った方を仕上げてくれます。これは、師匠の「四代目竿治」さんの教えだそうです。今回は左側のやや硬い調子の竿にしました。根元もチョット変わっていてナイスです。
コブナ竿は3本用意されていた内の、調子と素材の気に入った物をお願いしました。
こんな仕上げでお願いしました。(青砂団十郎塗り)
丁寧な仕事をしてくれるので、チョット時間が掛かるんですが仕上がりは最高です。出来上がりの連絡が待ち遠しい!
「竿貴」さんの竿は中々世に出回ってないんですが、たまに「関釣り具」に有るみたいです。でも、直接会って好みの調子や仕上げの塗りなんかをお願いした方が、納得する竿ができてきます。下世話な話ですが、結構リーズナブルなんですよ。
プライベートで使う自分用の竿を見せてもらいました。
5寸元のタナゴ竿です。ゴマ塗りを施して有、穂先は「蒔絵」の手法を使っているそうです。大変に手間の掛かった塗りです。
直に見るとその素晴らしさが解ります。